2009年8月13日木曜日

東北旅行 ―盛岡篇―

こんにちは、小田薫です。

さて、宮古でたくさんの海の幸とふれあったのち、
この旅行の最終目的地・盛岡へとやって参りました。

まず絶対に行こうと思って向かったのが、"光原社"。

「光原社」
http://morioka-kogensya.sakura.ne.jp/


光原社は、宮沢賢治の代表作「注文の多い料理店」の出版元が前身の、
岩手や全国の民藝、工芸品を扱うお店です。


表通りから見ると何の変哲も無く見えますが、
お店の中へ1歩足を踏み入れると、小さな街のような雰囲気。

違う時代、世界に来てしまったかのようです。


そして、中庭にあるカフェ“可否館”へ。


1杯ずつドリップしてくれます。

豆を挽き、お湯の具合を見、レジを打ち・・・。
お姉さんの無駄のない丁寧な動きに見惚れてしまいました。


カフェ・オレと珈琲。
3日ぶりのおいしい珈琲でした。

奥にある柳宗理の砂糖入れは蓋が金継ぎされていました。
“用の美”ってこういうことなのだと思います。


この旅行で2つ目に絶対に行きたいと思っていたのが、
南部鉄器・小笠原陸眺さんの工房。

栗原はるみさんの本で紹介されていた記事を見て、
今回の旅で私もぜひ訪ねてみたい、と思っていました。

小笠原陸眺さんの工房は仙台の少し北にある、奥州市・水沢区。
しかしネットで調べてみると、盛岡にギャラリーがあるとのことなので
地図と番地を頼りにいってみると・・・、

――――― 残念。ありませんでした。
また東北に来た時のお楽しみです。


気を取り直して、釜定へ。ここも南部鉄器のお店です。

「釜定」 もりおか特産品物語
http://www.odette.or.jp/tokusanhin/detail.php?id=6

プロフィールを見ると3代目のご主人は東京藝大 大学院の鋳金を
出ていらっしゃるそうです。
科は違いますが、私の先輩にあたります。


院を卒業後北欧へ留学され、伝統的かつモダンな作品をつくられています。

やっぱり鉄の色は素敵です♪


こちらで梅の模様の鍋敷きと、小さなお鍋を買いました。
使うのが今から楽しみです!!